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「いつになれば…」(ロック視点) 司

またしても、無駄に長いです
文自体はそれほどでもないですが…(改行が…)
一応ティナ出てますが、ロック視点です
********

「どうして、辛そうな顔をするの?」


彼女が口にしたのはそんな言葉だった

彼女は自分の想い人だ
心から愛しいと想う人

だからこそ許せない

彼女の事を
"可哀想"と思っている自分が


彼女の過去を知っているのなら、可哀想と思うのは当然だ


―だけど

彼女にしてみれば、なぜ自分が"可哀想"なのか分からない

彼女自身は今が―仲間と共に過ごす時間が幸せなのだ


それを可哀想だと言うのは、彼には許せない事だ


確かに、人と違う所もある
生まれや育ち方…帝国に利用され、人を殺めてきた過去

それは決して許される事ではない

だからと言って、彼女を責めるのは間違いだ


だから皆、彼女の事を"可哀想"という


利用されたから

記憶が無いから


それが彼には許せない


利用されたから?

記憶が無いから?


それでどうなる?

彼女は今が幸せなのだ


過去の罪は決して消えない

それでも、今を生きる事はできる

道を見つけることはできる


彼女はその道を見つけたのだ


それを―その道を閉ざすような事を言ってどうする?

だから―

彼女が口にしたその一言を聞いたとき

自分が許せなかった


頭では分かっている

けれど、どこかで彼女の事を"可哀想"と思っている自分が許せない


そう考えると彼女の問いに答えられなかった

どう答えれば良いのか分からなかった


必死に考えて発した言葉


「なんでもないよ」


いつまで逃げ続けるのだろう

いつになれば彼女に本当の事を言えるのだろう


心から"愛している"と―


********
夏休みの宿題が片付かず(新学期今日からなのに)
眠気覚ましに書いたものです
本当はゴミ程度(酷)にするつもりでしたが、完成したので投稿させて頂きました

やっぱり、私のロクティナは微妙に暗いです(苦笑)
そして最後の方意味がわからなっ……!!

いつになったらちゃんとしたラブラブなロクティナを書けるのでしょう……

Title
「いつになれば…」(ロック視点) 司
Posted
2007/09/03
Category
ロクティナ・SS

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