世界崩壊前ぐらい、かな…?
びみょ~な頃のロクティナです。(ロック視点です!!)
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君が花束を抱えて帰って来た。
「ただいまー」
「おかえりなさい、ティナ。…わあ、どうしたの?その花束?」
「あ、これ?」
迎えてくれたセリスに笑顔を向けながらティナが答える。
心なしか、少し紅潮した頬。
「よく分からないけど、知らない人がくれたの」
「何!男か?」
食いついたのはセッツァー。
なんだかやけに楽しそうだ。
「え、ええ…。どうして分かったの?」
「やっぱりな。やるな、お前!」
そう言って、首を傾げているティナの肩をバシバシたたいている。
…さわるなよ。
「もしかして、盗聴器とか仕掛けられているんじゃないのか?」
「そんな悪質な事を思いつくのは、世界広しといえども
あなたぐらいだから安心して」
珍しく真面目なエドガーに対して、容赦ないセリスの嫌みが飛んでいく。
そのやり取りに笑っていると、
「しかし美しい花でござるなあ」
「きっと花をあげたやつの心が綺麗なんだろう」
正直者(カイエン)と素直者(マッシュ)コンビの言葉に、
俺の心もバッサリ斬られてしまった。
「ロック!」
ティナがこっちを向いた。
恋を知らない可憐の人の、純真無垢な笑顔。
この心は、きっと違う。
「ロックもこっちに来て、一緒に話そうよ」
「ああ」
俺はにっこり微笑むと、ティナのそばへ向かった。
この心は恋じゃない。
この心は嫉妬じゃない。
ただ…
「―綺麗な花だな」
「うん!」
ただ、あどけない君の笑顔が。
微笑む俺の顔が。
少しだけ…
少しだけ…
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<あとがき>
今日は投稿日和ですね!(笑)
それなのに話が中途半端でスミマセン。
CHAGE&ASKAの同名タイトル曲より、です。
イメージで書いたので、曲の内容とはちょっと違います。
(ファンの方がいたらすみません~)
小さい頃からこの曲が大好きで、でもどういう状況設定なのかずっと疑問でした。
未だに謎は解けていません。
※ちなみに「DO YA DO」は「Do you do?」のスラングで
「どうするの?」という意味だそうです。
誕生日プレゼントでティナに花束をあげたいな~と思ったら
なぜかこんなことに(笑)
早いけど、HAPPY BIRTHDAY ティナ!!