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「酔い」 司

冷たい夜風が頬を撫でる

後ろを振り返れば明るい光と楽しそうな仲間の姿が見える


仲間が自分の誕生日を知ったのは一昨日
その準備だと言いこのフィガロに来たのが昨日

そして今日、誕生日だからと何かと理由をつけては仲間達は騒いでいる


その姿を見てロックは呆れた

確かに祝ってくれているのも本当だろう
…エドガーあたりはどうかは知らないが

だが問題は祝った後だ

この様子だと明日は大人の方が二日酔いか何かだろう


そう考えるとロックは軽く溜息を吐く
もっとも彼にとってそんな事はどうでも良いのだが

重要なのはあの中に巻き込まれている少女…ティナだ

ティナ自信楽しんでいるようだから無理矢理止めるわけにも行かず、結局あの中に置いてきてしまった
今となってはそれをただ悔いるだけである

(…何も無いと良いが…そうは思えないしな…)

   *

先ほどの騒ぎが嘘のように静まった深夜


予想以上にパーティーは早く終わり、メンバー達は各々部屋に戻った
…ただ一人を除いては

「ティナ!」

聞きなれた声が耳を打つ

目を開ければそこには見慣れた顔がある


「…ロック…?」

「起きたか? こんな所で寝てたら風邪引くぞ」


そう言いつつもロックはティナを抱き起こす
起こされる事を頭のどこかで考えながらティナはそっと呟く


「…お誕生日おめでとう…」


そう言うとすぐにまた腕の中の少女は眠る
それほど疲れたのか、単に眠いだけなのかは分からないが、その寝顔を見てロックは安堵する

「…ありがとう―」


~あとがき~

あはは…まぁロックだからいいや(投げやり)
ギャグ向けに書きたかったです(涙)
最近はオリジナルに追われて6小説が間に合いません><
…単にネタが無いだけですが(爆)

意味不明ですがとりあえずおめでとー(黒い微笑)
ロック氏の不幸はこれからも続きます(笑)

Title
「酔い」 司
Posted
2007/11/24
Category
ロクティナ・SS

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