気がつくと・・・私は、本来、セッツァーの居る、飛空艇の
部屋に居たのだった。
「うっ・・・。」
傍に青きバンダナを付け、窓を眺める者がそこに居た。
「気がついたか。 大丈夫?」
私のことを心配してくれるロック、本当に優しい人・・・。
「う・・ん。 大丈夫。」
ロックに心配は掛けさせたくないため、私は言う。
「そっか。無理はするなよ?」
ロックが言う。
「うん。 でも私、どうしてここに居るんだっけ?って・・・
ロック?」
ロックが優しそうに私を見ていた。
「・・・、ティナ、ヴァリガルマンダのこと、覚えてる?」
頭から離れないあのことなのか。 と私は問う。
「うん、覚えてる。あの氷付けだった幻獣でしょ?」
その時、私は思い出した。
――回想――
「ティナと幻獣が・・・反応してる?」
「ティ・・・ナ、幻獣から離れろ・・・。」
――回想終了――
「あの時ね・・・、ねぇ、ロック?」
私は疑問に思うことがあり、ロックに訊ねた。
「ん?」
「私が消えるとしたら・・・どうする?」
答えられない質問・・。
「・・・、ティナが消えたら・・・か。」
「ティナが消えたら・・・か。」
ティナはロックの返答を待ちつづけていた。
「あれ?ロッ・・・」
ロックは俯いて泣いてしまっていた。
「ごめん。私がこんな質問したばっか・・ん!?」
ティナが喋ろうとした瞬間、ロックは自分の唇で、
ティナの唇を塞いだのだ。
「嘘泣きでした~」
ロックは「嘘泣き」と言ったが、ロックの目は赤くなっていた。
「もう・・・」
すると、ロックが喋りだす。
「なら俺からも質問だ。いいか?」
ティナは何だろうと心で思いながらも、うなずいた。
「うん。何・・・?」
ティナはその質問が気になり、問い返す。
「お前・・いや、ティナは、何処にもいかない?」
ティナは唖然としていた。
「え・・急に・・・。私は・・・まだ彼氏も居ないし、何処・・あ・・・」
ティナは先程、ロックに口付けされていたのを思い出した。
そのおかげで、ティナには恋愛感情が目覚めていた。
「俺、お前が好き。」
ロックは、ティナの不意を付いて告白する。
「そ・・そんな・・。でも・・・私も好き・・。」
ティナは恥ずかしながらも言う。
「ん、じゃぁ、抱きしめてもいい?」
ロックは質問をする。
「えっと・・・、うん!」
ティナはロックを受け入れる。
そして二人は互いに抱きしめあっていた。
その後のセッツァー
「ヘックション!、俺は風邪人だっつーのにあの二人は・・・」
部屋のドアが叩かれる。
「入ってもいいかしら?」
セッツァーはこの声に聞き覚えがあり、さっと受け入れた。
「入れ。」
ドアが開かれる。
「風邪、大丈夫?」
セリスが心配する。
「あぁ。大丈夫。」
セッツァーが言う。
「そう。でも無理はしないでね。」
~~あとがき~~
うっわ・・・、なんっか、イチャ小説になっちまった^^;
ま、微妙なとこもありますがそこはご愛嬌で^^;
では。
しかもセツセリ入り~w