「わーい!プレゼントだ~~!!」
娘がツリーの下にあったプレゼントを見、大喜びしている。
プレゼント箱は、沢山ある。
思い切りジャンプして、どの箱から開けようかな、とか迷っている。
いいなぁ…。
私がクリスマスの存在を知ったのは、つい最近の事だったから。
サンタさんにプレゼントをお願いする前に、もう一人娘の母親になってしまった。
さすがに、お母さんにまでプレゼントをあげようとするサンタさんなんて…
「ママ~~プレゼント開けて~~!!」
興奮した手で、リボンを解けないみたい。
いいわよ、開けてあげる。
私は急かす娘の頭をよしよしと撫でて、ゆっくりと箱を開けた。
すると…
「え~~っ?私のじゃないのぉ??」
中身は、赤い宝石のネックレス。
確か、サファイアだったような…
じゃあ、これ!!
娘に言われるままに他の箱も開けてみたけれど、どうやら彼女のために用意されていたのはくまさんのぬいぐるみだけだった。
仏頂面をしないといいけど、と心配していたけれど、無用だった。
大喜びで自分の部屋まで駆けていったから…。
他のものは、全て私のためのものだった。
真珠の指輪、シルクのマフラー、それに、前から欲しかった本…
一体、誰が?
どうして、私なんかに…
「サンタさんだよ。」
ビクッ、と驚いて振り向くと、其処にはロックが。
彼の顔は、何処か笑いを隠せない、そんな顔をしていた。
「きっとティナが頑張ってママさんやってたから、ご褒美にって。
サンタさんが、くれたんだよ。」
良かったな。
そういっておでこにキスすると、彼もまた娘の部屋に向かった。
サンタさん…でも、どうして?
私もう子供じゃないのに…
ねぇ、貴方は誰なの?何処にいるんですか?
窓を見ると、そこはしんしんと降る雪によって出来た冬景色が広がっていた。
見ているだけで、寒いのが分かる。
寒くはありませんでしたか?
今度、お礼を言わせて下さいね。
…ティナがサンタクロースの正体を知るのは、まだまだ先の話。
【後書き】
フッフッ…(何笑ってるの!怖いよ百子)
閃いたので書いてみましたが…最近不調なのがよく分かります。
文章とかところどころおかしいですしね…すみません。。
しかもずぅっとご無沙汰してまして…
やっと書きに来たかと思えば、また家族ネタで。。
なんか進歩が見られないですね…
というわけで、クリスマスネタですが…皆さんはどんなクリスマスをお過ごしになりましたか?
残り僅かですが、良い一日を…
長々と失礼しました。ではっ!